施設の概要

施設の概要

主な業務 し尿・汚泥処理及び下水汚泥収集運搬
処理能力 136kl/日
適正処理量 106kl/日
処理方式 標準脱窒素処理+高度処理
建設事業費

42億9000万円
(起債31.3億円,一般財源11.6億円)

施設の稼働

平成7年3月
(令和6年4月現在で丸29年稼働)

年間処理量

29,881kl
(し尿3,054kl、浄化槽汚泥21,197kl、下水汚泥5,630kl)

肥料生成量

281t
(肥料業者引き取り146t,構成市町住民等配布135t) 

肥料の名称 ふるさとユーキ

 ※ 年間処理量、肥料生成量は令和5年度の実績です。

 

 

『処理の流れ』は、 こちら をクリックしてください。

 

 

受入・前処理工程

トラックスケール

 家庭や集合施設から集められたし尿や浄化槽汚泥を計量します。
 計量されたデータは監視室の計算機により自動集計されます。

受入室
 し尿や浄化槽汚泥を地下の槽へ移す場所です。出入口のドアは二重扉となっており、自動開閉にし、においが外部に出ないようになっています。
ドラムスクリーン・スクリュープレス

 し尿に含まれる髪の毛、紙、食べ物の残りかす、布きれ、ビニールなどの不適物(し渣)が汚水に混入していると機械に絡んだりポンプが詰まったりするため、除去します。
 除去されたし渣は、委託により焼却処理をしています。

1次・2次処理工程

槽上部室
 し尿中のアンモニアを硝化菌が硝酸に変え、脱窒素菌が硝酸を窒素ガスに変えて取り除きます。この水槽の中ではほとんどのアンモニア成分が取り除かれます。
ブロア設備
 脱窒素槽、硝化槽等の曝気(ばっき)・攪拌(かくはん)をする機械です。
薬注設備
 施設内で使用する薬品はFRP製のタンクに貯蔵し、注入ポンプにて各設備へ送っています。

高度処理・脱臭処理工程

活性炭吸着処理

 凝集沈殿槽で除去できなかったSSを砂ろ過機のアンスラサイトやろ過砂によって取り除きます。さらに活性炭吸着塔により仕上げをし、無色透明な水に処理します。
  ※ SS・・・水に溶け切らなかった浮遊物資

微生物スクラバー脱臭処理
 本施設の特長でもある脱臭塔です。薬品の使用を最小限におさえ、臭気を微生物の作用により脱臭するクリーンな装置です。

汚泥処理工程

脱水処理
 沈殿槽で沈降分離した汚泥と凝集沈殿槽で沈降した汚泥は濃縮してからフィルタープレス型脱水機によって脱水します。
一次発酵槽
 脱水された汚泥を一次発酵槽で発酵させ、製品(肥料)にします。